
「白髪染めって何を選べばいいの?」今さら聞けない、白髪染めの基本と選び方
年齢を重ねると、ふと鏡に映る自分の姿に「白髪」を見つけてドキッとすることがあります。
特に40代、50代を迎えると、生え際や分け目にちらほら白いものが増えてきて、ヘアスタイルの印象がぐっと変わるのを実感する方も多いでしょう。
そんなとき、多くの方が検討するのが「白髪染め」。
でも一口に白髪染めといっても、種類や染め方、仕上がりの質感までさまざま。
今回は、“一般的な白髪染め”の種類や特徴、メリット・デメリットについて、丁寧に解説します。
白髪染めには2種類あるって知っていましたか?
白髪染めは、大きく分けて以下の2タイプに分類されます。
① 永久染毛剤(アルカリカラー)
いわゆる「サロンで染める白髪染め」や、市販のクリームタイプの白髪染めの多くがこのタイプです。
髪の内部に染料を浸透させ、しっかりと白髪をカバーすることができます。
メリット:
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発色が良く、白髪がきれいに染まる
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色持ちが長く、数週間〜1ヶ月程度は染め直し不要
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カラーバリエーションが豊富
デメリット:
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アルカリ剤や過酸化水素によるダメージがある
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頭皮が敏感な方には刺激が強く感じることも
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染料が酸化する過程で、黒く沈みやすい傾向がある
② 一時染毛剤・半永久染毛料(ヘアマニキュアやカラートリートメント)
こちらは髪の表面を染めるタイプで、内部までは染料が入らず、シャンプーのたびに少しずつ色が落ちていくタイプです。
敏感肌の方や、ナチュラル志向の方に人気。
メリット:
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髪や頭皮へのダメージが少ない
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ツヤやなめらかさが出やすい
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自然な色味で、白髪をぼかすのに向いている
デメリット:
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色持ちは2週間前後と短め
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白髪を完全には染めきれない場合がある
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徐々に色落ちするため、定期的なケアが必要
白髪染めを選ぶときのポイント
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白髪の量と目立ちやすさで選ぶ
白髪が全体の10〜30%くらいなら「カラートリートメント」や「ヘアマニキュア」でぼかす方法も◎。逆に50%以上でしっかり染めたいなら「アルカリカラー」での白髪染めがおすすめ。 -
肌質と髪質に合わせて選ぶ
頭皮が敏感な方は、ノンジアミンカラーやオーガニック系の白髪染めを選ぶと良いでしょう。 -
髪が細くハリがない方は、ダメージを抑えた施術ができる美容室で相談を。
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染める頻度も考慮して
頻繁に染めるなら、髪にやさしいカラートリートメント系を交互に使うなどの工夫を。 -
サロンでは、根元と毛先で薬剤を使い分ける「塗り分ける方法」も一般的です。
白髪染めの落とし穴:老けて見えるリスク
白髪が染まっていても、なぜか「老けて見える」ことってありませんか?それ、じつは色味や薬剤の選び方が原因かもしれません。
一般的な白髪染めは、カバー力を重視するあまり、色が“濃く・暗く・重く”なりがちです。その結果、髪にツヤがなく見え、顔色まで暗く沈んでしまうことも。
だからこそ、近年注目されているのが**「おしゃれ染めで白髪を染めるグレーカラーメソッド」**。
自然な透明感と明るさを残しつつ、白髪をしっかり染めることで、若々しく垢抜けた印象をキープできるのです。
白髪染めの正しいケアで、いつまでも若々しい印象に
白髪染めをしたあとのヘアケアは、とても重要です。アルカリ剤や染料の影響で髪のキューティクルが傷つきやすくなるため、以下のケアを取り入れるのがおすすめ。
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アミノ酸系シャンプーで優しく洗う
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クレンジングシャンプーで残留薬剤を除去
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キューティクル補修系のトリートメントを使う
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紫外線や熱ダメージから髪を守るアウトバスケア
最後に:白髪染めは、“年齢を隠すため”ではなく“魅力を引き出すため”に
白髪染めをすると、「若く見せたい」という気持ちが先に立ちがち。
でも実は、自分らしさを楽しみながら髪色を整えることこそが、白髪染めの本当の魅力です。
色味や染め方、髪の質感を味方につければ、年齢を重ねた今だからこそ似合うカラーリングが必ず見つかります。
無理に隠すのではなく、活かす。それが大人の白髪染めの新常識です。
ご希望があれば、次は「おしゃれ染めで白髪を染める方法」や「白髪染めとダメージケアの両立法」など、さらに掘り下げた内容もお届けできます。お気軽にリクエストくださいね。