髪のつくり.
- キューティクルの構造
-
日本人の髪は、欧米人の髪に比べてキューティクルが1枚1枚厚く硬めで、重なりが密になっているという特徴があります。これは、日本人の髪が太く、しっかりとした構造を持つため、髪全体が丈夫でしっかりした印象を与える一因です。しかし、これと同時に、日本人毛のキューティクルは大きくはがれやすいという特性も持ち合わせています。
キューティクルは髪の保護層として重要な役割を果たし、髪の内部の水分や栄養を保持し、外部からのダメージを防ぐ働きがあります。しかし、日本人の髪ではこのキューティクルがはがれやすいため、髪が傷みやすく、ダメージが進行しやすいという欠点もあります。キューティクルがはがれてしまうと、髪の内部がむき出しになり、外部の刺激によって乾燥やダメージが進行しやすくなります。
このため、日本人の髪には特に適切な保湿ケアやキューティクルを保護するケアが必要です。髪を乾かす際に高温を避け、トリートメントや保湿剤を活用することで、キューティクルの損傷を防ぎ、髪の健康を保つことが大切です。