髪のつくり.
- 毛根の形状
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毛根が真っ直ぐな形状をしていても、細胞分布が偏っている場合、髪は曲がる性質を持ちます。髪の構造において、内部の細胞の分布や密度が不均一であると、髪の成長中に歪みが生じ、その結果、髪はまっすぐではなく曲がった形状になります。
一方、非常に強いくせ毛として知られるアフリカンヘアなどの場合、毛根自体が曲がった形状をしていることが確認されています。毛根が曲がっていると、髪が生えてくる際にその形状に従って自然と曲がり、縮れたり強くうねったりするようになります。これは、髪の根元からの生え方がすでにカーブしているため、髪全体がうねりや縮れを持った形状で成長するのです。
このように、毛根の形状と細胞分布の違いが、髪の形状を決定する要因として大きく関わっています。真っ直ぐな毛根でも細胞の分布の偏りがあればくせ毛になり、曲がった毛根では生え始めから髪が強く曲がった形状をとります。