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髪が染まる仕組み.

なぜヘアカラーで髪が染まるのか

ヘアカラーは、1剤と2剤を混ぜ合わせて染料を発色させ、髪を染めるプロセスです。一般的なヘアカラーはこの2つの薬剤から構成され、1剤には酸化染料とアルカリ剤、2剤には酸化剤(通常は過酸化水素水)が含まれています。この2つを混ぜることで、酸化染料が発色し、髪に色を付ける仕組みが始まります。

ヘアカラーの主な成分とプロセス
塗布前の状態 ヘアカラーの1剤と2剤を混合して「混合液」を作り、乾いた髪に塗布します。

毛髪の膨潤と染料の浸透 1剤に含まれるアルカリ剤が、髪のキューティクルを開き、混合液が髪の内部に浸透できるようにします。これにより、染料が内部にしっかり届くため、髪の色が均一に染まります。

メラニンの脱色と染料の発色 アルカリ剤が、2剤の過酸化水素水を分解し、酸素を発生させます。この発生した酸素は、髪に元々含まれるメラニン色素を脱色します(これが髪が明るくなる原因)。同時に、この酸素は酸化染料を発色させ、色が髪の内部で鮮やかに現れるようになります。

染料の定着 発色した酸化染料の分子は結合して大きくなり、キューティクルの隙間から出られなくなります。これにより、染料は髪の内部に閉じ込められ、色が定着します。このプロセスのおかげで、ヘアカラーが長持ちし、日常の洗髪や外部要因に対しても色が持続します。

補足情報
ヘアカラーの持続性や鮮やかさを保つためには、髪の健康を守りつつ、適切なケアを行うことが重要です。キューティクルが開いた状態が続くとダメージを受けやすくなるため、カラー後のトリートメントやヘアケア製品を使って、キューティクルをしっかりと閉じ、保護することが大切です。

この仕組みにより、ヘアカラーは髪を均一に染め上げ、持続的な色合いを与えることができます。

アルカリ性酸化染毛剤 (あるかりせいさんかせんもうざい)

アルカリ性酸化染毛剤は、ヘアカラーの分類のひとつで、多くの市販やサロン用のヘアカラーがこのタイプに該当します。その特徴は、薬液がアルカリ性であることです。この性質により、髪のメラニン色素を脱色しながら、新たな色を髪に着色します。アルカリ性酸化染毛剤は、白髪も黒髪もほぼ同じ色にしっかり染めることができるため、均一な色合いを実現することが可能です。

使用時には、1剤(酸化染料とアルカリ剤)と2剤(酸化剤)を混ぜて塗布します。アルカリ剤は髪のキューティクルを開き、染料が髪の内部に浸透するのを助け、2剤の過酸化水素水が酸素を発生させることで、メラニンの脱色と染料の発色が行われます。このプロセスにより、しっかりと染まり、持続性のある色が髪に定着します。

ただし、アレルギー反応を引き起こす可能性があるため、使用前には**皮膚アレルギー試験(パッチテスト)**を行うことが推奨されています。これにより、染毛剤によるアレルギーを未然に防ぎ、安心して使用することができます。パッチテストは一般的に、少量の薬剤を腕の内側や耳の裏に塗布し、24~48時間後に反応を確認する方法で行われます。

永久染毛剤 (えいきゅうせんもうざい)

永久染毛剤は、ヘアカラーリング剤の分類のひとつで、一般的に長期間色が持続する染毛剤です。このカテゴリーには、アルカリ性酸化染毛剤、中性酸化染毛剤、および非酸化染毛剤などの種類があります。永久染毛剤は髪の内部に色素を浸透させて色を付けるため、シャンプーをしても色が落ちにくく、長持ちすることが特徴です。

永久染毛剤の色持ち期間は、使用する色や髪質によって異なりますが、白髪用では約2~3ヶ月、黒髪用では約1ヶ月が一般的な色持ちの目安とされています。このため、髪を長期間染めた状態で保ちたい方に向いています。アルカリ性酸化染毛剤は特に強力で、髪のキューティクルを開いて染料を浸透させ、発色を促進しながらメラニンを脱色することで、しっかりとした色の定着を実現します。中性酸化染毛剤や非酸化染毛剤は、それぞれの成分や構造によって異なる特性を持っていますが、基本的に永久染毛剤は色持ちが良いという点で共通しています。

しかし、体質によってはアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、使用する際には**皮膚アレルギー試験(パッチテスト)**を行うことが重要です。パッチテストは通常、使用する薬剤を少量、腕の内側や耳の裏に塗布し、24~48時間後に皮膚に異常がないかを確認します。これにより、アレルギーのリスクを低減し、安全にヘアカラーを楽しむことができます。

おしゃれ染め (おしゃれぞめ)

おしゃれ染めとは、一般的に黒髪用のヘアカラーを指し、ファッション目的で髪を染めるためのカラーリングです。おしゃれ染めは、髪に色を付けて印象を変えたり、明るさや色味を加えてスタイルを楽しむことを目的としています。通常は黒髪をベースに使用され、メラニン色素を脱色しつつ染料を髪に入れることで、髪を明るくしながら色を付けることができます。

おしゃれ染めに使われるヘアカラーは、色のバリエーションが豊富で、赤みを抑えたアッシュ系やナチュラルなブラウン、個性的なカラーまで幅広い選択肢があります。アルカリ性酸化染毛剤を使用することが多く、髪のキューティクルを開きながら染料を内部に浸透させ、発色を促進します。これにより、シャンプーをしても色が長持ちしやすいのが特徴です。

おしゃれ染めは白髪染めとは異なり、白髪を隠すことを主な目的とせず、黒髪をトーンアップさせたり、希望する色合いを髪に加えることでスタイルを楽しむことを重視します。

キューティクル (きゅーてぃくる)

キューティクルは、髪の毛表皮とも呼ばれ、髪の最も外側にある層で、無色透明で硬い細胞がうろこ状に構成されています。この構造によって、キューティクルは髪の内部を守りながら柔軟性を保つことができます。キューティクルは一定方向に細かく重なっているため、髪はしなやかに曲がることが可能です。

キューティクルの主な役割は、髪の内部にあるコルテックスを保護し、髪の水分量を調節することです。キューティクルが健全な状態にあると、髪はツヤや潤いを保ち、滑らかで健康的な見た目を維持します。しかし、キューティクルが傷ついたり、剥がれたりすると、髪は内部の水分を保持できなくなり、乾燥してパサついたり、光沢を失ってしまいます。

ダメージを受けたキューティクルは、髪の質感や見た目だけでなく、髪全体の健康にも影響を及ぼします。キューティクルのダメージを防ぐためには、過度な摩擦や熱、化学処理を避け、保湿ケアを心がけることが重要です。

弱酸性 (じゃくさんせい)

弱酸性とは、酸性・アルカリ性の度合いを示すpH(ピーエイチ)値で表現され、0~14のスケールの中でpH値が3~6程度の範囲を指します。髪の主成分であるケラチンタンパク質は、この弱酸性の状態で最も安定し、健康的な状態を保つことができます。

ヘアカラーやパーマなどの化学処理は、通常髪をアルカリ性に傾けて施術します。これにより、髪のキューティクルが開いて薬剤が浸透しやすくなりますが、その結果、髪の内部がダメージを受けやすくなります。施術後に髪のpHがアルカリ性のまま残っていると、キューティクルが閉じにくくなり、髪がパサついたりダメージを受けやすい状態が続いてしまいます。

そのため、ヘアカラーやパーマの後には、髪のpHを弱酸性に戻すケアが重要です。pHバランスを整えることで、キューティクルがしっかりと閉じ、髪内部の水分と栄養が保持されやすくなり、結果として髪が滑らかでツヤのある状態に戻ります。pHを弱酸性に整えるための専用シャンプーやトリートメントを使用し、日常的にケアを行うことで、髪の健康を守り、ダメージを最小限に抑えることができます。

白髪が染まりにくいのはどうしてですか。

酸化染料の発色は、髪の内部に含まれる金属が触媒として作用し、染料の発色を活性化します。しかし、白髪は黒髪に比べて金属量が少ないため、発色反応が鈍くなり、結果として染料が十分に発色しにくいという特性があります。このため、白髪は一般的に黒髪に比べて染まりにくいとされています。

白髪をしっかりと染めるためには、その特性に合わせて施術方法を調整することが重要です。特に、放置タイムを長めにとることが有効です。染料が発色するための時間を長くすることで、白髪にも色素が浸透しやすくなり、均一で持続性のある仕上がりを得ることができます。

また、白髪染めには発色を促進するために染料の濃度を調整したり、適切なpH環境を保つことで、染まりやすさを向上させる工夫が施されています。これらの対策を組み合わせることで、白髪でもしっかりと発色し、美しい仕上がりを実現することが可能です。

暗い色で白髪染めされている方を、明るめの色に変えたい場合、どうしたら良いですか。

ブリーチ剤を使用してライトニング(脱色)を行うことで髪をある程度明るくすることは可能ですが、髪にかかる負担が非常に大きくなります。さらに、一度に髪を明るくしようとすると、思い通りの色味や質感を表現するのが難しくなることもあります。髪へのダメージを抑えながら明るさを調整するには、無理をせず段階的にアプローチすることが大切です。

おすすめの方法は、既に染めている部分にはプラチナブリーチやライトナーEXを用いてハイライトを入れ、立体感を出しつつ全体を明るく見せることです。一方、新しく生えてきた部分(新生部)については、マテリアGのようなカラー剤を使ってリタッチを行い、徐々に明るさを整えていきます。これを数回に分けて施術することで、毛髪への負担を抑えながら理想の明るさに近づけることができます。

このプロセスでは、新生部に現在の髪の明度よりやや明るめの薬剤を選択するのがポイントです。これにより、新生部と既染部の色の差を少しずつ減らし、自然なグラデーションを作ることができます。複数回に分けた施術を行うことで、髪のダメージを最小限にしながら理想的な明るさと色味を実現できます。