ヘアカラーリング剤の種類.
- 医薬部外品 (いやくぶがいひん)
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医薬部外品は、**薬機法(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律)**で定められた、医薬品と化粧品の中間的な分類です。これらは人体に対する作用が緩やかであり、一定の効果が期待される成分を含むものの、医薬品ほどの強い作用は持ちません。医薬部外品は、主に予防や改善を目的として使用される製品で、薬効成分が配合されています。
ヘアカラーリング剤の中では、ヘアカラーやブリーチがこの医薬部外品に該当します。これらの製品は、髪の内部に化学反応を起こして色を定着させるため、一定の効果が認められた成分が含まれていますが、作用は緩やかで比較的安全に使用できるものとされています。
一方で、ヘアマニキュアやカラートリートメント、一時着色料は、髪の表面に色を付着させたり軽く染めたりするもので、化粧品に分類されます。これらは、髪や頭皮に負担をかけにくく、シャンプーで徐々に落ちるように設計されているため、より気軽に使用できる製品です。
医薬部外品は、その中間的な特性から、日常的な使用において安全性と効果のバランスを求める方にとって便利な選択肢となっています。